この記事では、犬用スロープと階段の違い・メリットデメリット・犬種別おすすめ・人気商品まで徹底解説します!
愛犬がソファやベッドに上がるとき「ジャンプで足腰を痛めないか心配…」と感じたことはありませんか?
特にシニア犬や小型犬は、足腰の負担を減らすために犬用スロープや階段が役立ちます。
でも、どちらを選ぶべきか迷いますよね。
- 老犬になった愛犬が、ソファに上がるためには階段とスロープどっちがいいの?
- 階段とスロープ、それぞれのメリットやデメリットを知りたい
- うちの子に合ってるのは、スロープと階段のどっち?
この記事を読んで、あなたの愛犬にぴったりな選び方を見つけてくださいね!
犬用スロープと階段どっちがいい?
結論から言うと、どちらが良いかは、犬の体格・年齢・性格で変わります。
スロープがおすすめな犬 | 階段がおすすめな犬 |
---|---|
・シニア犬(老犬) ・椎間板ヘルニアになりやすい胴長犬種(ダックスフンド、コーギーなど) ・小型犬で足腰が弱い子(パテラの子など) ・視力がよわく、階段だと踏み外してしまう恐れのある子 | ・若くて元気な犬 ・老犬でもしっかり足を上げて歩ける子 ・中型犬・大型犬でジャンプに慣れている子 ・膝や足腰が強い子 |
次の章で詳しく比較してみましょう。
犬用スロープと階段のメリット・デメリット比較
犬用のスロープと階段の、それぞれのメリットとデメリットをまとめたのが次の表です。
スロープ | 階段 | |
---|---|---|
メリット | ・足腰への負担が少ない ・老犬でも安心 ・踏み外す心配がない ・屋外でも使用できるものが市販されている | ・省スペースで設置できる ・犬が昇り降りしやすい ・市販されている商品のバリエーションが多い |
デメリット | ・角度や長さによっては場所を取る | ・犬によっては怖がることがある ・元気な子だと飛び越えようとしてしまう |
楽天やAmazonで犬用のスロープと階段を検索してみると、検索結果に出てくる商品は階段の方が多いように思われます。
価格帯はスロープと階段で大きな違いはなさそうですよ。
【犬種・年齢別】スロープが向いている犬
スロープが向いている犬種や年齢は、老犬、ダックスやコーギーなどの胴が長い犬種、小型犬です。
シニア犬・老犬はスロープの方が体への負担が少ない
若いときは平気でジャンプができたり、階段をすたすた上り下りをしていた子も、シニアになると階段を怖がるようになることがあります。
筋力が衰えてくると、後ろ足が階段の上り下りの時に体重を支えることが難しくなります。
ダックスフンド・コーギーなど胴長犬の腰の負担を減らせる
階段を使うときは、後ろ足2本で体重を支える瞬間があるので、腰に大きな負担がかかります。
胴が長い犬種は普段から腰に負担がかかっているので、階段の上り下りで更に負担をかけると椎間板ヘルニアの発症の原因になることもあります。
小型犬(チワワ・トイプーなど)や怖がりな犬にはスロープは安心
段差は犬にとって、特に降りる時が怖いようです。
我が家の愛犬も家の階段を上ることはできましたが、降りるのは怖くてできなかったようで、いつも抱っこで降ろしていました。
階段を怖がる子は無理にしつけようとせず、スロープを使わせてあげましょう。
犬用スロープのおすすめを5つ、室内用と屋外用と合わせてご紹介していますので、こちらも参考になさってください。
【犬種・年齢別】階段が向いている犬
階段が向いている犬種や年齢は、元気で若い犬、足腰に不安がない子です。
飛び降りてケガをするのを防ぐために階段は有効
活発で運動能力の高い元気な若い犬であれば、階段の上り下りは良い運動にもなります。
普段からドッグスポーツに取り組んでいるような子であれば、階段を使うことに問題はないですね。
ただ、小型犬などは高いところから飛び降りることが骨折などのケガに繋がったり、パテラになってしまう心配があります。
そんな時は、階段を使って1段ごとに降りることを教えてあげると、ケガの心配が少なくなりますね。
スペースが限られているお宅には階段がベスト
犬種や年齢、という観点とは異なりますが、設置したい場所のスペースが狭い場合には、スロープより階段の方がベストな選択になると思います。
室内用のスロープは、階段よりも設置場所を広くなる必要があります。
楽天で人気のある商品を二つ、大きさの比較をしてみました。
室内での30㎝の差は、ベッドサイドなどではかなり大きいですから、その場合は階段タイプを置いてあげるのが良いでしょう。
犬用スロープと階段の選び方:ポイント3つ
愛犬のためのスロープや階段の選び方のポイントは3つあります。
1.犬の体格・年齢で選ぶ
老犬や小型犬はスロープを優先して検討しましょう。
足腰が弱い子、パテラの不安がある子もスロープを選んだほうが安心です。
2.設置場所に合わせる
室内で、特にスペースの確保が難しい場所は階段を選んだほうが良いですね。
車の乗り降りの時など、屋外で使う場合にはスロープの方が商品数も多く、コンパクトに折りたためるものがありますのでおすすめ。
安全性・素材で選ぶ
階段もスロープも、安全性を考えて選ぶのが一番大切!
同時に、毎日清潔に使えるように、お手入れが簡単かどうかも重要なポイントになります。
階段もスロープも、軽量タイプのものの中には、カンタンに設置場所からズレてしまうものもあるようです。
愛犬が飛び乗った瞬間、ズルっとズレてしまったら危険です!
ある程度の重さがあるものや、床との接地面に滑り止めがついているかなどもしっかりチェックするポイントです。
室内・屋外で使えるおすすめスロープ3選
それでは、室内・屋外で使える犬用のスロープを3つご紹介します。
スツールにもなるドッグスロープ
折りたたんでスツールやオットマンとしても使える、ペットスロープです。
飼い主さんも活用できるので、「せっかく購入しても、愛犬が使ってくれなかったら無駄になっちゃう」という心配がありませんね。
高ウレタンで愛犬の足腰にソフト、底面滑り止めつきで安全性にもちゃんと配慮しています。

14段階調整 ドッグスロープ PS-02
角度調節が14段階と細かくでき、スロープを設置したい場所の高さを選ばないスロープです。
使わないときはぺったんこにしておけて、暑さ10㎝程度になるので家具の隙間に入れておけます。
ひとつあると、ソファやベッドなど、家の中のいろいろな場所で、安全に上り下りさせることができます。

4つ折りタイプペットスロープ
車の乗り降りのとき、中型犬以上のサイズだと抱っこで乗せるのがとてもしんどいですよね。
老犬になる前の、まだまだ元気なうちから車の乗り降りに使えるスロープです。
4つ折りと2つ折りがあり、小型~中型犬に使いやすい4つ折りタイプは、耐荷重20kg、大型犬にピッタリな2つ折りタイプは耐荷重60㎏。
愛犬が車に飛び乗り・飛び降りするからヒヤッとする、ということが減りますね。

室内・屋外で使えるおすすめ階段3選
次に、階段タイプのものを室内用・アウトドア用それぞれ紹介します。
さくらドーム ハグワン
通販サイトでいつも上位の、愛犬の安全を考え抜かれたペットステップです。
本体の重さが4.2㎏ありますが、この重さのおかげで簡単にずれたりせず、愛犬が上り下りするのを安心して見守れます。
表面はPVCレザーで、汚れを拭き取りやすく、愛犬の爪が引っかかることもありません。
段差の高さや一段の大きさも、犬目線で徹底して安全を追求している犬用の室内階段です。

ゆったりドッグスロープ
階段とスロープの中間の形が、両方の「いいところ取り」ができる階段です。
適度にやわらかく愛犬の体重を支えてくれる、高弾性スポンジの本体に、愛犬が滑りにくいカバーがついており、安全に上り下りできるように配慮。
カバーは洗濯機で丸洗いでき、洗い替え用のカバーもあるのでいつでも清潔!
口コミの評価も高く、たくさんの愛犬家に使われているドッグステップです。

AG-gear 犬用ペットステップ
アウトドアで、安全に車に上り下りするために便利な折りたたみドッグステップです。
コンパクトに折りたたんでトランクに収納しておくことができ、広げて設置まではわずか3秒!
愛犬を待たせることなく、安全に車に乗り降りしてもらえますね。
耐荷重は最大70㎏、どの犬種でも使える丈夫さもポイントです!

犬用スロープ・階段を安全に使うためのコツ3つ
スロープでも階段でも、愛犬に安全に使ってもらうためにはちょっとしたコツがあります。
1.設置はできるだけ水平に近い角度にする
室内でも屋外でも、設置するときは水平な場所に置くことが安全に使うポイントです。
室内だとラグが敷いてあるご家庭も多いと思いますが、できるだけ床に直置きにしましょう。
ラグと床の段差のわずかな差で不安定になったり、ズレたりすることがありますよ。
2.滑り止めシートを活用
床に直置きすると滑ってしまう場合は、底面に滑り止め加工がしてあるものを選ぶか、滑り止めシートを敷いて設置します。
ラグやカーペット用の滑り止めシートがホームセンターなどで手に入るので、そういったものも便利ですよ。
我が家でも滑り止めシートを使用していますが、本当に滑らなくなります!
3.怖がる子はおやつで慣れさせるトレーニングを
見慣れないものに対して警戒して、怖がってしまう子もたくさんいるものです。
オヤツをスロープや階段の上で食べさせて、警戒心を解くと早く慣れてくれるんです。
飼い主さんの匂いがついたクッションが大好きな子だったら、飼い主さんが何度か座って匂いをつけてみるのも良い方法ですよ!
ゆっくり上り下りするように、トレーニングを兼ねて練習することも、安全に使うポイントです。
まとめ:あなたの愛犬に最適なのはスロープ?階段?
あなたの愛犬にとって、スロープと階段どちらがいいのかまとめてみました。
- シニア犬・小型犬・胴長犬 → スロープ
- 元気な若い犬・中大型犬 → 階段
- 設置する広さが確保できる→スロープ
- コンパクトな場所に設置したい→階段
愛犬の健康を守るために、体格・年齢・設置環境に合わせた最適な選択をしてくださいね!
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