大型犬の引っ張り防止におすすめのハーネスは?徹底比較&選び方
ペット用品
2025.04.29
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この記事では、大型犬の引っ張り癖に悩む飼い主さんのために、おすすめのハーネスから愛犬が引っ張る理由の原因から解決策を徹底解説しています。
「うちの子、力が強すぎて散歩が本当に大変…」 「急に引っ張られて、危うく転びそうになったことがあるんです。」 「散歩の後はいつも腕がパンパン。正直、憂鬱になることも…」

むぅこ
パワフルな大型犬との散歩は、本来楽しいはずの時間なのに、毎日のように格闘技のようになってしまう飼い主さんは少なくありません。
「ツイテ」などの訓練は、大型犬の引っ張り防止にはもちろん欠かせません。それに加えて「引っ張り防止ハーネス」を活用すると、効果がさらに期待できるんです!

ななこ
それでは、大型犬の引っ張り防止に役立つハーネスの選び方と、おすすめハーネスを4つ、まずはご紹介します。
大型犬の引っ張り防止に役立つ!おすすめハーネスと選び方のポイント
愛犬の引っ張り癖を直すためには、リードを胸の前につけるタイプを選びましょう。
犬は、引っ張られる方向と反対方向に進もうとする習性があります。愛犬が飼い主さんの前を歩くと、リードは後ろに引っ張られる状態になります。
後ろに引っ張られると、もっと力強く前に進もうとします。飼い主さんは愛犬を制御するために、リードをグッと引っ張ります。

リードで後ろに引っ張られた犬は、ますます力を入れて前に進もうとします。この習性を応用したのが、「犬ぞり」です。

ななこ

むぅこ
犬ぞりは、どれだけ強く引っ張ってもらうか、だもんね。
ところが、胸の前にリードをつけると、愛犬が引っ張ろうとする力が横方向に逃げていきます。そのため、犬が思う方向に引っ張ることができなくなります。
また、引っ張る力が分散されるので、リードを持つ飼い主さんの負担もかなり軽減します。今までより少ない力で、愛犬をコントロールできるようになります。
実際、引っ張り防止ハーネスを使った飼い主さんの多くが、「今までの半分以下の負担しかない」「子どもがリードをもって散歩できた」という感想を持っているそうです!
引っ張り防止ハーネスを選ぶ際の5つのポイント
- フィット感と安全性:
- ハーネスが愛犬の体にしっかりとフィットすることは、安全性を確保する上で最も重要です。緩すぎると抜けてしまう可能性があり、きつすぎると皮膚をすりむいたり、呼吸を妨げたりする可能性があります。
- サイズ調整が可能で、愛犬の体型に合わせて細かく調整できるものを選びましょう。特に、胸囲、首周り、胴回りなどをしっかりと計測し、サイズチャートを確認することが大切です。
- バックルや留め具が頑丈で、散歩中に外れてしまう心配のないものを選びましょう。
- 素材と耐久性:
- 毎日使うものなので、耐久性の高い素材で作られていることが重要です。ナイロンやポリエステルなどの丈夫な素材が一般的です。
- 通気性の良い素材を選ぶと、夏場の散歩でも愛犬が快適に過ごせます。
- 洗濯が可能かどうかを確認しておくと、清潔に保つことができます。
- 着脱のしやすさ:
- 毎日のお散歩で使うものなので、着脱が簡単であることは飼い主さんにとって重要なポイントです。
- バックルが複数個付いているものや、頭を通さずに装着できるタイプなど、様々な形状がありますので、使いやすいものを選びましょう。
- リードの取り付け位置:
- フロントクリップハーネスの最も重要なポイントであるリードの取り付け位置が、しっかりと胸の中央にあるかを確認しましょう。取り付け位置がずれていると、引っ張り防止の効果が十分に得られない可能性があります。
- Dカンなどの金具が丈夫で、リードをしっかりと固定できるかどうかも確認しましょう。
- 犬種や性格との相性:
- 大型犬は力が強いため、より頑丈な作りで、ホールド感の高いハーネスを選ぶと安心です。
- 神経質な犬やハーネスを嫌がる犬の場合は、できるだけ軽量で、装着時の圧迫感が少ないものを選ぶと良いでしょう。
おすすめの引っ張り防止ハーネス①:イージーウォークハーネス
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引っ張り防止ハーネスと言えば、イージーウォークというくらい有名ですね。
世界中で使われており、大型犬の引っ張り癖に悩む飼い主さんにも人気があります。
メリット:
- 愛犬の引っ張り癖改善のために、世界中で愛されており、信頼性が高い
- 犬が引っ張ろうとすると、愛犬の前足付け根部分が少し締まるため、足を踏み出しにくくなり、引っ張ることができない
- 胸の前にリードをつなげる部分があり、少しリードを引くと愛犬が飼い主さんの方向に顔を向けやすいため、アイコンタクトが取りやすい
- アイコンタクトができたらほめる、オヤツをあげる、などで「飼い主さんを見て歩くといいことがある」と教えることができ、引っ張り癖が改善される
デメリット:
- 犬によっては脇部分がこすれて皮膚トラブルを引き起こすことがある
- 愛犬にとっては若干歩きにくくなり、歩き方に妙な癖がつくケースもある
- 歩きにくいと感じることが、愛犬にとってストレスになることもある
皮膚トラブルに関しては、グレードアップ版のデラックスイージーウォーク(楽天市場)もありますし、愛犬のお肌に当たる部分に布を巻いて対策をしている飼い主さんもおられます。
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おすすめの引っ張り防止ハーネス②:らくらくハーネス
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首回りと胴回りが輪っかになっていて、二つの輪っかを胸部分でつないでいる、H型のハーネスです。
愛犬の喉や気管に負担が少ない形状なので、呼吸器が心配な愛犬でも安心です。
メリット:
- 胸の前にリードをつなぐことで、愛犬が引っ張ろうとすると横方向、リードの方向に力が流れ、ぐるっと愛犬が横向きになって引っ張れなくなる。
- リード側に愛犬の体が向くことで自然と飼い主さんの方向に向くことになり、アイコンタクトが取りやすくなる。
- 子犬から老犬、小型犬から大型犬まで安心して使え、呼吸器の負担が心配な愛犬もH型ハーネスなので苦しくなりにくい
- 愛犬の前足の動きを邪魔しないので、愛犬が歩きにくいと感じることがなく、ストレスにならない
デメリット:
- カラーバリエーションが赤と茶色と少ない
- バックルが首に1つ、胴に2つと3つあるため、慣れるまでは装着に手間取る飼い主さんもいる
Youtubeなどでも紹介されており、実際の着用の様子なども確認できますよ。
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おすすめの引っ張り防止ハーネス③:コムペットのハーネス
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コムペットから出ている「ウーリーウルフアルファ360ハーネス」は、胸元と背中の両方にリードをつけることができます。
場合によって、リードを背中側につけてあげることもできますし、引っ張り防止トレーニングのために胸側にリードをつなげることもできます。
メリット:
- リードを装着する場所が、背中側と胸側の2か所あり、使い分けができる
- 頭を通さずにハーネスを愛犬に装着できるので、愛犬が怖がらない
- 首側と胴側の両方でサイズ調整ができ、愛犬の体にぴったりフィットさせることができる
- 背中にベルトが縫いとめてあり、愛犬の突発的な動きを抑える時に役立つ
デメリット:
- イージーウォークなどと比較して値段が高い
- 胸と背中のパッド部分のサイズ調整ができないので、購入のときのサイズ選びは慎重にする必要がある
お散歩のときに引っ張らないようにトレーニングすることと、自由に遊ばせたいときのメリハリをつけたい飼い主さんにピッタリです。
ネットで購入できるのは、楽天と公式サイトの2か所です。
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おすすめの引っ張り防止ハーネス④:引っ張り防止特化型ハーネス
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アイルランドのドッグトレーナーが開発したハーネスで、楽天などの通販サイトでも人気のある商品です。
全体の作りはコムペットのハーネスと共通点があり、リードをつける部分が胸の前と背中の2か所あります。
メリット:
- 犬が引っ張ろうとすると、首と胸部分のストラップが適度に締まり、愛犬が飼い主の方向を向きやすくなるように力がかかる仕組み
- 胸の前でリードをつなぐ部分が胸元から少し離れているため、愛犬が息苦しさを感じにくい設計
- リードをつなぐ部分が胸の前と背中に2か所あり、トレーニングと遊ばせるときのメリハリがつけやすい
- 愛犬の足の動きを妨げないので、愛犬のストレスが少ない
デメリット:
- イージーウォークなどよりお値段が高め
- バックルがしっかりしている分つけ外しが固い、というレビューがある
多少重さを感じるようですが、大型犬であれば問題ないレベルだ、というレビューもみられました。
引っ張り防止特化ハーネスとなっている通り、「ホントに引っ張らない」という口コミが大型犬の飼い主さんからたくさん寄せられています。
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ジェントルリーダーという選択肢
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引っ張り防止のためのもう一つの選択肢として、「ジェントルリーダー」というアイテムも存在します。
これは、犬の鼻先に装着するタイプのリードで、犬の顔の向きをコントロールすることで、引っ張る力を抑制する仕組みです。

ななこ
- メリット: 犬が引っ張ろうとしても、顔が横に向くため、物理的に引っ張り続けることが難しくなります。大型犬も、比較的少ない力でコントロールできるというメリットもあります。
- デメリット:
- 装着を嫌がる犬がいる: 鼻先に装着するという特性上、愛犬がジェントルリーダーを嫌がることがあります。
- 誤った装着は危険: 装着方法を間違えると、犬の呼吸を妨げたり、鼻に不快感を与えたりする可能性があります。
- 見た目に抵抗がある飼い主もいる: 犬の口元を覆うような形状のため、見た目に抵抗を感じる飼い主さんもいるかもしれません。
- 一時的な解決策になりうる: ジェントルリーダーは、装着中は引っ張りを抑制できますが、根本的な引っ張り癖の改善には、やはり訓練が不可欠です。
私の親族が海外に住んでいて大型犬を飼っているのですが、愛犬の散歩のときに「ジェントルリーダー」を使っていて、効果を絶賛しています。
もともと野犬であり、まだ若いということもあって、ものすごい力で引っ張る子だそうです。
散歩のときに何度も転びそうになったため、犬仲間に勧められて、ジェントルリーダーを使ってみたそうです。
驚いたことにつけたその日から全く引っ張らなくなり、つらいと感じていた愛犬との散歩が、今は楽しくて仕方がない、と話をしてくれました。
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なぜ愛犬は散歩中に引っ張ってしまうの?考えられる4つの原因
犬が散歩中に引っ張ってしまうのには、主に4つの理由が考えられます。
決して「うちの子だけ?」と悩む必要はありません!愛犬の引っ張り癖に悩んでいる飼い主さんは、本当に多いんですよ!

むぅこ
1.本能的な欲求:好奇心と狩猟本能
犬は本来、非常に好奇心旺盛な動物です。散歩中には、新しい匂いや音、動くものなど、様々な刺激に遭遇します。
探索心・好奇心:「あれは何だろう?」
まだ嗅いだことのない匂いを追いかけたい、見たことのないものを確かめたいという強い欲求が、引っ張る行動に繋がります。
「あっちに何かあるぞ!」と感じると、いてもたってもいられず、ぐいぐいと引っ張ってしまうのです。特に、若い犬や活動的な犬はこの傾向が強いと言えます。
獲物への衝動: 「狩るぞ!」
小鳥や猫、ほかの犬など、動くものを見つけた際に、犬の狩猟本能が刺激されることがあります。
もともと犬は獲物を追いかける習性を持っているため、目の前を動き回るものに対して強い興味を示し、追いかけようとして引っ張ってしまうことがあります。
2.学習によるもの:経験が引っ張る行動を強化する
犬は賢い動物です。彼らは日々の経験から様々なことを学習していきます。散歩中の引っ張り行動も、無意識のうちに学習されてしまっている可能性があります。
引っ張ると目的地に早く着く経験: 「早く、早く行きたい!」
例えば、散歩の途中で犬が強く引っ張ったとします。飼い主さんがそれに従って歩いてしまうと、犬は「引っ張れば自分の行きたい方向に早く進める」と学習してしまいます。
これを繰り返すことで、引っ張ることが当たり前の行動になってしまうのです。
特定の場所(公園や他の犬がいる場所など)へ向かう際に、犬が興奮して引っ張るのも、過去の経験から「もうすぐ楽しいことがある」と学習している可能性があります。
注目を集めたい:「こっち見て!」
普段、飼い主さんの関心を引くために吠えたり、物を運んできたりする犬の場合、散歩中に引っ張ることで飼い主さんの注意を引こうとすることがあります。
「引っ張れば飼い主さんが自分を見てくれる、声をかけてくれる」と感じると、それが引っ張る動機になることがあります。
3.興奮やストレス:感情がコントロールを奪う
犬の感情も、引っ張り行動に大きく影響します。
過度な興奮:「ワクワクが止まらない!」
散歩に出かける前から嬉しくて興奮している場合や、散歩中に他の犬や人に出会って興奮が高まった場合、アドレナリンが分泌され、冷静な判断ができなくなることがあります。
興奮状態では、飼い主さんの指示を聞く余裕がなくなり、自分の欲求のままに引っ張ってしまうことがあります。
不安や恐怖: 「やだー!逃げるー!」
雷や大きな音、見慣れない人や犬など、何かに対して不安や恐怖を感じている場合、そこから逃れようとして必死に引っ張ることがあります。
この場合の引っ張りは、単なる好奇心や興奮とは異なり、犬にとって切迫した行動である可能性があります。
4.運動不足:有り余るエネルギーの発散
日中の運動量が十分に足りていない場合、犬は散歩中に有り余ったエネルギーを発散しようとします。
特に、活発な大型犬種の場合、十分な運動量を確保するのは容易ではありません。
散歩中に走り回りたい、色々な場所を探検したいという欲求が、引っ張るという行動に繋がることがあります。
なぜ胸の前にリードをつけるハーネスが引っ張り防止に効果的なのか?
解説した4つの理由に共通しているのは、「犬が自分の進行方向に対して、飼い主さんよりも先に進もうとする」という点です。
従来の多くのハーネスは、犬の背中の部分にリードを取り付けるようになっています。
このタイプのハーネスでは、犬が前に進もうとする力をダイレクトに受け止めてしまうため、飼い主さんはその力に対抗してリードを引っ張り返すしかありません。
これは、まるで犬と飼い主さんの間で綱引きをしているような状態と言えるでしょう。

ななこ
「テコの原理」を利用したのが引っ張り防止ハーネス
一方、胸の前にリードを取り付けるタイプのハーネス(フロントクリップハーネス)は、この力の向きを根本的に変えることで、引っ張り行動を抑制します。
犬が前に引っ張ろうとすると、リードが犬の胸の前を横に引っ張ります。すると、犬は進行方向とは逆の横方向へと自然に誘導されるため、引っ張る力を発揮しにくくなるのです。
これは、「テコの原理」を応用した、非常に理にかなった方法と言えます。

むぅこ
引っ張ろうとすると、飼い主さんの方向いちゃうんだって!
背中にリードをつけるハーネスとの違い
特徴 | 背中にリードをつけるハーネス | 胸の前にリードをつけるハーネス(フロントクリップ) |
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リードの取り付け位置 | 犬の背中 | 犬の胸の前 |
引っ張る力への影響 | 犬が前に進む力をダイレクトに受け止めやすい | 犬が引っ張ると横方向に力が働き、進行方向を制御しやすい |
コントロール性 | 引っ張り返す必要があるため、コントロールが難しい場合がある | 横方向に誘導しやすいため、比較的少ない力で犬の動きをコントロールしやすい |
犬への負担 | 急な引っ張りの際に、首や気管に負担がかかる可能性がある(特に首輪の場合) | 体全体に力が分散されやすく、首や気管への負担が少ないと考えられる |
訓練効果 | 引っ張り癖の根本的な改善には、訓練と併用が必要な場合が多い | 引っ張る行動を物理的に抑制することで、犬が引っ張ることへの意識を変化させる効果が期待できる |
引っ張り防止ハーネスのデメリット
もちろん、胸の前にリードをつなぐ、フロントクリップハーネスにもいくつかの注意点があります。
- 装着に慣れが必要な場合がある: 犬によっては、胸の前に何かがあることに違和感を覚え、装着を嫌がる場合があります。この場合、無理強いするのではなく、おやつや褒め言葉を活用しながら、徐々に慣れさせる必要があります。
- ハーネスの種類によっては、体に合わない場合がある: 犬の体型は様々なので、ハーネスの形状によっては、一部が擦れたり、動きを妨げたりする可能性があります。サイズ選びを慎重に行い、愛犬の体に合ったものを選ぶことが重要です。
- 引っ張る力を完全に無くすわけではない: フロントクリップハーネスは、引っ張る力を軽減させる効果はありますが、装着しただけで全く引っ張らなくなるわけではありません。根気強い訓練と併用することが大切です。
- 一部の犬には効果が薄い場合がある: 非常に強い引っ張り癖を持つ犬や、特定の状況下(興奮が極度に高い場合など)では、フロントクリップハーネスだけでは完全にコントロールできないこともあります。
ハーネスだけに頼らない!より効果的な引っ張り癖改善のためのヒント
引っ張り防止ハーネスやジェントルリーダーは、散歩中の安全性を高め、飼い主さんの負担を軽減する有効なツールです。
でも、それだけで根本的な引っ張り癖をなくすことにはならない場合がたくさんあります。
特に大型犬は、力が強い分訓練が重要!根気強い訓練と組み合わせることで、より根本的な解決を目指しましょう。

むぅこ

ななこ
ハーネスやジェントルリーダー使用時の注意点
引っ張り防止ハーネスやジェントルリーダーを使う場合の注意点5つについて解説します。
①正しい装着方法
ハーネスやジェントルリーダーは、正しく装着することで初めて効果を発揮します。
取扱説明書をよく読み、愛犬の体に合ったサイズを選び、適切な位置に装着するように心がけましょう。
特にジェントルリーダーは、鼻の周りに装着するため、きつすぎると呼吸を妨げ、緩すぎると外れてしまう可能性があります。獣医師や専門家のアドバイスを受けるのも良いでしょう。
②装着に慣れさせる
初めてハーネスやジェントルリーダーを装着する際は、犬が嫌がる場合があります。
無理強いするのではなく、おやつを与えたり、褒めたりしながら、少しずつ慣らしていくようにしましょう。
最初は短時間から始め、徐々に装着時間を延ばしていくのがおすすめです。
③過信しない
引っ張り防止ハーネスは、あくまで引っ張る力を物理的に抑制するものです。
装着しているからといって、油断することなく、常に愛犬の行動に注意を払い、安全な散歩を心がけましょう。
④定期的なチェック
ハーネスやジェントルリーダーに破損や緩みがないか、定期的に確認しましょう。
特に、バックルやリードの接続部分などは、散歩中に負荷がかかりやすい部分なので注意が必要です。
⑤体調の変化に注意
ハーネス装着部分の皮膚に赤みやかゆみがないかなど、愛犬の体調に変化がないか注意深く観察しましょう。
もし異常が見られた場合は、使用を中止し、獣医師に相談してください。
根気強く続けよう!引っ張り癖を改善するための3つの訓練ステップ
引っ張り癖の改善には、時間と根気が必要ですが、以下のステップで訓練を行うことで、愛犬が飼い主さんの横で落ち着いて歩けるようになることを目指せます。
ステップ1:室内での基本訓練
- アイコンタクトの練習: まずは、愛犬の名前を呼び、目が合ったら褒めておやつを与える練習を繰り返します。散歩中、愛犬が飼い主さんに注目するように促すための基礎となります。
- 「ついて(Stay)」の練習: 愛犬を自分の横に座らせ、「ついて」と指示を出します。最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。成功したら、褒めておやつを与えます。
- リードに慣らす練習: 室内でハーネスとリードを装着する練習をします。最初は短い時間から始め、徐々に装着時間を延ばしていきます。リードをつけた状態で少し歩く練習も取り入れましょう。この際、リードを引っ張らないように注意します。
ステップ2:低刺激な場所での訓練
- 静かな場所での散歩: 交通量の少ない公園や、他の犬や人の少ない静かな場所で、実際に歩く練習を始めます。愛犬が引っ張りそうになったら、すぐに立ち止まり、アイコンタクトを促します。アイコンタクトができたら褒めて、再び歩き始めます。リードがピンと張らないように、常に緩い状態を保つことを意識しましょう。
- 「ヒールポジション」の練習: 愛犬が自分の左側(または右側)の決まった位置を歩くように訓練します。「ヒール」「後へ」という指示語を使い、その位置をキープできたら褒めておやつを与えます。最初は数歩から始め、徐々に距離を伸ばしていきます。
ステップ3:様々な環境下での応用訓練
- 少しずつ刺激のある場所へ: ステップ2に慣れてきたら、徐々に人や犬の多い場所での散歩に挑戦してみましょう。刺激が増えるほど、犬は引っ張られやすくなるため、これまで以上にアイコンタクトや「ついて」の指示を意識します。もし引っ張ってしまったら、すぐに立ち止まり、「ノー」と明確に伝え、落ち着くまで待ちます。落ち着いたらアイコンタクトを促し、できたら褒めて再び歩き始めます。
- ご褒美の活用: 訓練中は、おやつや褒め言葉を積極的に活用しましょう。愛犬が指示に従ってくれたら、すぐに褒めてご褒美を与えることで、良い行動を強化します。ご褒美は、愛犬が最も喜ぶものを用意すると効果的です。

むぅこ

ななこ
- 一貫性を保つ: 家族全員が同じ指示語と方法で訓練を行うことが重要です。指示が一貫していないと、犬は混乱してしまいます。
- 短い時間から: 最初は短い時間の訓練から始め、徐々に時間を延ばしていきます。集中力が途切れる前に終えることが大切です。
- 焦らない、諦めずに! 引っ張り癖の改善には、時間がかかることもあります。大切なのは、焦らず、諦めずに、根気強く訓練を続けることです。愛犬のペースに合わせて、少しずつステップアップしていきましょう。
もし、どうしても改善が見られない場合は、ドッグトレーナーなどの専門家に相談することも有効な手段です。プロの視点から、あなたの愛犬に合った訓練方法をアドバイスしてもらえるでしょう。
まとめ:引っ張り防止ハーネスは安全で快適な散歩への第一歩!
大型犬のパワーに負けないためにも、引っ張り防止ハーネスはとても有効なアイテムだと言えます。
引っ張り癖は、単なる困りごとではありません。 特に大型犬は、飼い主さんの体力的な負担がとても大きくなります。
また、予期せぬ事故に繋がる可能性や、愛犬との楽しい時間を損なう原因にもなりかねません。
胸の前にリードをつけるタイプのハーネス(フロントクリップハーネス)は、テコの原理を利用して犬が引っ張ろうとする力を効果的に分散させます。
愛犬との散歩は、本来、喜びと癒しに満ちた時間であるはずです。 引っ張り癖を克服し、安全で快適な散歩を実現することで、あなたと愛犬の関係はより一層深まるでしょう。
ぜひ、この記事でご紹介した情報や、おすすめのハーネスを参考に、今日から一歩踏み出してみてください。あなたの愛犬との散歩が、より安全で、より楽しい時間になることを心から願っています。
さあ、あなたも引っ張り防止ハーネスを活用して、愛犬との新しい散歩のスタイルを始めませんか?
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